漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
39才女性
正社員で働く3児(中学生2人、小学1年生1人)の母
胃痛、頭痛、肩の詰り、取れない疲れ、生理不順、アレルギー、イライラ、風邪を引きやすく治りにくいなど沢山の不調を抱えておられる。
仕事や子どもや家事でとにかく毎日が忙しく、ゆっくりする時間がない。朝は5時に起きて寝るのが12時回るので睡眠時間も少なく昼寝する時間もない。
ご自身もゆっくりしていられない性格で、休みの日も掃除や洗濯、外出など体調が悪くても動く回っておられる。
症状が起こるたびに医者や漢方などを利用して、乗り切ってこられた。
精も魂も使い果たしておられるため、立て直すために、健脾薬と補腎薬を一緒に飲んで頂くことになった。
「続けられるかなぁ~」と半信半疑な感じでしたが、飲み始めて直ぐに「常にあった胃痛がなくなった!!」と連絡があった。
また、とにかく疲れが取れなかったのが取れてきて、肩のつまりや頭痛の頻度が減った。
その後、全部飲み終えて、そのまま調子が良かったので飲まずに過ごしていたら、急に胃痛が出てきて、急いで買いに来られました。
補腎薬は、「半年くらいは続けて頂き、良くなってきたら別の補腎薬をご自身のために継続していきましょう」とお話させて頂いた。
この方に関しては、正社員で育ち盛りのお子さまが3人、ご主人もお仕事が忙しく、一人で「頑張り過ぎてる」という印象でした。
何年も色々な不調が出るたびに、漢方やお医者さんの薬を対処療法的に飲むという感じだったので、「一度、しっかりと養生して体質改善していかない?」とお話をさせていただきました。
症状がたくさんあり過ぎましたが、とりあえず、今までの生活で浪費してきた腎の力をしっかりと戻してあげれば、色々な不調も必ず戻ると考えて、動物性の補腎薬と健胃の漢方を一緒に飲み始めて頂くことになりました。
その結果が思いの外、早く出て、ほんとうに嬉しく思います。ご本人さまは、今回の結果で養生の大切さを痛感され、「あまり無理をしないで自分を労わることもしていく!」と話しておられました。
この方のように、頑張り過ぎて(腎精を消耗されて)いる方はたくさんおられると思います。特に、働き盛りの年代の方は、なんやかんや言っても無理が効くので、頑張り過ぎてしまう傾向があります。
頑張り過ぎると、心身を壊してしまいます。一度、立ち止まって頂き、ご自身の生活の見直しをすることが大切ですね。
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